
陰翳によって生かされる美こそ日本の伝統美であると説いた谷崎潤一郎の 『 陰翳礼讃(いんえいらいさん) 』。電灯がなかった時代、陰(かげ)の多い環境であるが故、日本人は陰翳の中に美を見出してきました。
まるで昔の日本家屋のような薄暗い会場には、日本の伝統技術である組子細工の行燈が灯され、そのやわらかな光は、繊細な模様と優美な色彩を放つ金唐紙、美しい余白と奥深い書線からなる情景豊かなキャレモジの書を照らします。それらのすべてが陰翳の中に調和した趣を味わうとき、日本人の美意識が呼び起こされるかもしれません。日本の次世代に引き継ぎたい 美 の世界をお楽しみいただきました。
【 会期 】 2023年7月1日(土)~ 17日(月・祝)
【 場所 】 銀座アポロ昭和館YOHAKU


